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2016年03月17日

最近の野球関連書籍では白眉「広告を着た野球選手」

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広告を着た野球選手 [ 山際康之 ]

広告を着た野球選手 [ 山際康之 ]
価格:1,944円(税込、送料込)

最近読んだ野球関連書籍の中では最も面白く、大いに感動した「広告を着た野球選手」。サブタイトルに「史上最弱ライオン軍の最強宣伝作戦」とある。これは戦前にプロ野球に存在した「ライオン軍」の物語である。ライオン軍に深く関わって、その後球史にも名を残している人物が生き生きと描かれている反面、主役には野球界では名前が全く知られていない一企業の広告宣伝部の社員が据えられている。「広告マン」としての彼の熱いマインドが伝わってくる感動のノンフィクション物語でもあった。

昭和12年8月から16年1月にかけて存在した「ライオン軍」が「大東京」から球団譲渡される過程も初めて知った。大東京が東京六大学のヒーローをかなり集めようとしていて、実現しそうなところまで行っていたそうだが、もしこれが実現していたら球史は大いに塗り替えられていたことだろう。田部、山下実、水原、伊達…こういった野球殿堂入りも果たしている球史に名を残したスター達が、大東京-ライオン軍に所属していた可能性もかなりあったようだ。それが実現出来なかったのが、この物語で生き生きと描かれている「ダメな大人たち」のせいであったことも面白い。
特に、後にセ・リーグ初代優勝監督を経て、NHKの人気解説者になる小西得郎と、セ・リーグ会長を長年務めることになる「カミソリ龍二」こと鈴木龍二の2人が面白すぎる。この二人の「青春物語」としても、よく出来ている。

「135km お口の恋人・ロッテ」

今、球場に行けば、そこかしこで広告を目にすることになるだろう。ビジョンにも球場内で起こっている様々な情報と共に、我々の目には広告が飛び込んでくる。そもそも球場のバックスクリーンに広告が入るようになったのは、いつ頃からで、誰が始めたのか?その答えが本書には書いてあります。
第1章で大東京軍の野球が好きだけど、ダメな大人たちの話が一転して、第2章で唐突に、ある有名企業の創業者の半生に迫るドキュメントに転じる。いきなり話が変わったので、読んでいる時ビックリしたのだが、第3章で第1章と第2章の登場人物が迎合し、 そして最終章に向けて見事に収斂されていく様が素晴らしい。
さらに河野、市岡、赤嶺といった、野球界の「濃い面々」が脇役としてひっかきまわす。野球選手では敵軍の川上哲治の成長を時系列で追えることにもなる。公式記録に残らないライオン軍の「巡業」試合を、ここまでつぶさに再現されているとは思わなかった。野球史の資料としても一級品だと思う。

40年ぐらい前の文藝春秋デラックスのプロ野球特集号に「ジミー・ボンナ」というNPB黒人選手第1号の話が掲載されていて、興味深く読んだ覚えがある。(その記事では)この選手の写真は「日本に1枚も残されていない」ということだったが、この本にはしっかりボンナの写真が掲載されていた。
とにかく凄い取材力で、戦前の球史(とくに六大学)に興味がある方だったら、ものすごく興奮を覚える本だと思う。下町・洲崎球場を本拠地にしていた頃から、田村駒次郎のものになってしまい関西に移転するまでの経緯も詳細に記されていて、勉強になった。
また球場の広告やネーミングライツの歴史を知りたい方にも、オススメできる一書です。 300余頁の単行本だったけど、あっという間に読了。
オススメ度:★★★★★



posted by mansengo at 19:48 | Comment(0) | 野球ミニ薀蓄
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