ややノーマークに近いカードかもしれないのですが、Edyチャージ・モバイルSuicaチャージ用サブ、更にはメインカードとして、キャッシュバック還元率にこだわる方にもANAマイルを貯めている方にも超オススメなカードがあります。
エポスカードです。還元率は0.5%です!
「その、どこがオススメなんだよ!?」
と、怒られそうな基本スペックですが、いろいろ試してみた結果、自信を持ってオススメすることが出来ます。
このカード、リボ払いにするとポイントが倍になります!
倍といっても、たかだが1%…しかしエポスカードの場合「されど1%」な感じがするのです。
そもそもリボ払いにしてまで1%還元にする必要があるのか?という疑問をお持ちでしょうが(リボ払いの手数料に関しては後述します)、ANAマイルに2:1の交換レートで交換出来るカードということを考えると、「Edyチャージ&モバイルSuicaチャージでANAマイル0.5%」貯められる年会費無料カードなぞ、どこにもありませんから、これだけでも需要がありそうな感じです。ていうか、JALマイルにも2:1で交換出来るので、「とりあえずエポスで貯めて、どちらに移すか、その時の状況によって切り替える」といったことが、ANAとJAL両方のマイルを貯めている方には可能になってくるカードでもあります。
ではマイラー以外には魅力の無いカードなのか?いいえ、そもそもEdyチャージで1%還元するカード自体少ないので、リボ払いOKなら「最強手段」の一つです。
◯Edyチャージ最強3カード比較 (2016年2月現在)
リクルートカード | エポスカード | 楽天カード (JCB) | |
還元率 | 1.2% | 0.5% (リボ1%) | 1% |
Edyチャージ時還元率 | 1.2% ※ | 0.5% (リボ1%) | 0.5% |
貯まるポイント | リクルートポイント | エポスポイント | 楽天スーパーポイント |
ポイントの使い道 | Pontaに交換 | VISAプリペイドカード | 楽天スーパーポイント |
モバイルSuica | ◯ | ◯ | ◯ |
nanaco | ◯ | ✕ | ◯ (JCBのみ) |
ANAマイル | ✕ | ◯ | ◯ |
JALマイル | ✕ | ◯ | ✕ |
ゴールドカードへの道 | ✕ | ◯ | △ |
※リクルートカードは「VISA」「Master」「JCB」といずれもEdyチャージ可能ですが、ポイント付与があるのは「VISA」「Master」のみです。
一応、Edyチャージ分野において最強と思わしき年会費無料カードで比較してみました。還元率的にはリクルートカードが圧倒しているように見えますが、エポスもリボ払いなら1%です。 楽天カードはEdyチャージ時還元率0.5%と落ちますが、「+0.5%」付けるキャンペーンを頻繁に打っているので、「ほぼほぼ1%並」とも言えます。ただしキャンペーン分は期間限定ポイントなので、ANAマイルに移行させたりすることは出来ません。
エポスの場合、おサイフケータイの「Edyで貯めるポイント」に「エポスポイント」を選べるので、チャージ+Edy利用で合計1.5%を同じポイントにまとめられます!…といってもリクルートカードも同様に「Ponta」を選んでやれば、実質「チャージ+利用」で合計Ponta1.7%まで高められます。(楽天カードは当然「楽天スーパーポイント」にまとめられます)
ただ、ポイントの使い道を考えてみて下さい。リクルートカードはPontaへ交換して使えるといっても「Ponta加盟店」およびリクルート運営サイト。あとは「dポイント」「JALマイル」「LINEギフトコード」に交換できるぐらいです。
エポスポイントの使い道は「ANA」「JAL」のマイルに交換できる他、「VISAプリペイドカード」に1ポイント=1円分としてチャージ出来るのです。つまりVISAが使えるところなら、街中だろうがネット上だろうが、ほぼどこでも貯めたエポスポイントを使って買い物することが出来るようになります(月額課金系やガソリンスタンドはダメだけど…)。
このポイントの汎用性を考えると、エポス圧勝ではないでしょうか?
さらにエポスには「グレードアップ」の楽しみがあります。年間50万前後利用していると、ゴールドカードのインビテーションが届く可能性があります。驚くなかれ、インビテーションを受けてゴールドカードに昇格しても、ノーマルカード同様「年会費永年無料」なのです!
エポスゴールドカードのメリット
- 空港ラウンジ無料利用可能
- 海外旅行傷害保険(自動付帯)
- レストラン・ホテル・温泉宿ご優待
- ポイントの有効期限が期限ナシの永久ポイントに
- 50万利用で2,500ポイント、100万利用で10,000ポイントのボーナス
- ANAマイルへの交換レートが「1:0.5」から「1:06」にアップ
- 選べるポイントアップショップ登録で、よく利用するショップ3箇所をポイント3倍化可能 (3か月毎に入れ替えも可能)
ざっと挙げても、これだけの特徴があるんですが、特に後ろ4つ(4~7)のポイント関連の優遇に注目です。
5のボーナスポイントですが、50万利用時に「1%(リボ払いなら1.5%)」、100万利用時に「1.5%(リボ払いなら2%)」還元カードに化けます。そして、その増えた分も含め、ANAマイルへ6掛けで交換出来るようになります。
最後に7の「選べるポイントアップショップ」なんですが、こちらに「モバイルSuica」を登録することが可能になってきます。(モバイルSuicaを1.5%還元、リボ払いで2%還元に…そして、そこにボーナスポイントも絡んできたら…)
一体、エポスカードの「Edyチャージ」「モバイルSuicaチャージ」はどうなってしまうのか?驚きの数値をご覧にいれます。
通常 | リボ | ゴールド年50万 | ゴールド年50万リボ | ゴールド年100万 | ゴールド年100万リボ | ゴールド100万選べる | ゴールド100万選べるリボ | |
Edy | 0.5 | 1 | ~1 | ~1.5 | ~1.5 | ~2 | - | - |
モバイルSuica | 0.5 | 1 | ~1 | ~1.5 | ~1.5 | ~2 | ~2.5 | ~3 |
これが状況別エポスカードのEdyチャージ、モバイルSuicaチャージ還元率です。一番右の「ゴールド100万選べる」は、「ゴールドカードで年間100万利用して、選べるポイントアップショップにモバイルSuicaを選んだ際の、モバイルSuicaの還元率」の略です。
ゴールドカードに昇格するには年間50万のカード利用が目安になりますので、当然50万利用しているものとして、「ゴールドカード年間50万利用時」「ゴールドカード年間100万利用時」の2つの山で還元率がMAXになる際にどれぐらいの数値を叩きだすのか、出してみました。50万で1度目のピークが来て、ここから100万に向かってなだらかに還元率が落ちますが、100万利用時にジャンプアップします。
ではANAマイルに交換すると、どのくらいになるのか?「1,000円チャージで何マイル貯まる?」というところで比べてみましょう。
通常 | リボ | ゴールド年50万 | ゴールド年50万リボ | ゴールド100万 | ゴールド100万リボ | ゴールド100万選べる | ゴールド100万選べるリボ | |
Edy | 2.5 | 5 | 6 | 9 | 9 | 12 | - | - |
モバイルSuica | 2.5 | 5 | 6 | 9 | 9 | 12 | 15 | 18 |
驚きの数字じゃないでしょうか?
「モバイルSuica」って、「amazon」や「Yahoo!ショッピング」で結構使えるんですよ?それらで「基本1,000円で18マイル」貯まる状態に出来てしまうのです、ショップのポイントとは別に…
ANAカードなんて、ANA VISA Suicaカード以外、「モバイルSuica」へのチャージポイント全滅ですよ!?
Edyの方は大したことない?
冗談言っちゃいけません。Edyには「Edyモバイルプラス」という飛び道具が存在します。月額300円(税別)を払うことによって、「200円で3マイル」貯まる状態にしてくれます、あなたのおサイフケータイを。
300円出すのもどうかと思うんですが、毎月払ったとしても年額3,600円程度。ANAカードで貯まるポイントを「10マイル」コースで交換するより安いんですよ!エポスカード自体はタダだし(笑)
ていうことは、エポスカードのEdyチャージ還元率表に「+15」を入れてやることが出来ます。「通常」が2.5+15=17.5マイル。「リボ」が5+15=20マイル。「ゴールド年50万リボ」なら24マイル、「ゴールド年100万リボ」なら、なんと27マイル…Edyで1,000円使うだけで、どこでも27マイル貯まる「無双状態」になります。
エポス+Edy+ツルハ+楽天で常時ANA3.5%マイル還元【ANAマイル獲得最強システム構築】
さらに上記のエントリーでチラッと小出ししたんですが、「楽天市場」や「楽天ポイントカード加盟店」での買い物が常時そんな風になってしまいます。
最近、「楽天リーベイツ」という楽天市場外のスーパーポイント提携サイトを集めたサイトが熱いんですが、ここは「楽天ID決済」対応ショップを選ぶと、上記のページの技と組み合わせて、鬼のようにスーパーポイントが還元されます。この前常時6%還元の「SHOPLIST.com」が10%上乗せして16%還元になっていたのですが、この還元ポイントすべてが「通常ポイント」でありANAマイルに移行可能なのです。
Q「ゴールドカード年100万利用のユーザーがリボ払いで、EdyモバイルプラスのEdyにチャージして、ツルハグループの店舗で楽天ポイントギフトカードを購入してきて、それを自身の楽天のアカウントにポイント獲得させて、楽天リーベイツのポイント16%還元ショップで楽天ID決済でポイントを利用して購入した時、1,000円購入につき得られるANAマイルはいくら?」
A. 27+(16÷2)=35 35マイル
この他、楽天市場も「通常ポイント10倍」の商品もキャンペーン時増えてきている印象があります。ハピタスなどの楽天市場での利用で1%貯まるポイントサイトを経由して、そのポイントをPeX経由でメトロポイントに交換している「ソラチカカード」のユーザーさんも古典的にその方法を利用しているんでしょうが、新技使いの決済方法は「楽天ポイントギフトカードで充当した楽天ポイント払い」なのです。
Q「ソラチカカードも所持しているゴールドカード年100万利用ユーザーが、リボ払いでEdyモバイルプラスのEdyにチャージして、ツルハグループの店舗で楽天ポイントギフトカードを購入してきて、それを自身の楽天のアカウントにポイント獲得させて、「ハピタス」などの1%還元得られるポイントサイトを経由して、楽天市場でポイント10倍の商品を1,000円購入した際に得られるANAマイルのMAXは?」
A. 27+9+5=41 41マイル
1,000円で41マイル、10,000円で410マイル、100,000円で4,100マイル…暴力的なぐらいに簡単にマイルが貯まってしまいます。
→楽天リーベイツ…新規入会後、90日以内に2,500円以上の買い物をすると500ポイントバック!(通常ポイントです)
「Yahoo!ショッピング」で貯まるTポイントもANAマイルに交換可能ですし、「モバイルSuica」利用可能な店舗も多い!「選べるポイントアップショップ」に「モバイルSuica」を選んでおけば、こちらもものすごい勢いでANAマイルが貯まることが判ると思います。
「amazon」は「モバイルSuica」で買えるものもあれば(Edyも使える場合がありますね)、買えないものは「楽天市場」同様、ツルハグループ店舗でEdyで「amazonギフト」を購入する手があります。
楽天スーパーポイントでamazonギフト券を購入!【上新電機】
とりあえず楽天スーパーポイントに買いだめしておき、場合によってはamazonを使いたい時には、上記エントリーのような「技」も使えます。この方法ならamazon使ってるのに、ANAマイルが爆裂的に貯まってしまいます…
(Edyをこの用途でしか利用しない場合は、買い溜めしておき、使わない月はEdyモバイルプラスを解約してコストを抑え、さらに「実質還元率」をあげる、といった策もあります)
さて、本題。
ポイントを倍にしようとしても、リボ払いの時点で高い金利手数料を払わな、アカンやろ!?
これに関しては、自分でリボ払いを試してみました。「初回の締日」(27日)と「締日10日後に訪れる確定日」(翌月6日)の間にいろいろ操作してみて、想定されるリボ金利手数料を割り出してみました。
0 ~ 12円
入会の際、カードセンターで「リボ払いにしてポイントを倍にするには必ず手数料を支払うことになります」と案内されましたが、うまくやれば、おそらく誰でも、この範囲内には収めることが出来ると思います。この10日の間にATMから「増額払い」することによって。ただ、お住まいの地域によって「個人差」も生じると思います。エポスのATMがベストなんですが、そんなに数は無いのでセブンイレブンやゆうちょ銀行のATMを利用することになる方が多くなると思います。手数料無料で使えますが、エポスATMのように1円単位での返済が出来ないので、1,000円単位で入金することになります。(エポスの凄いところは、提携ATMの開拓にも余念が無く、2016年1月29日にはイオン銀行、2月14日にはファミマでも利用出来るようになります!)
それでも規則的に増額払いを実行すれば最大でも12円程度に抑えられると思います。
12✕12=144
年会費(?)144円以内に収められると思います。それで全てポイントは「倍」
その「ノウハウ」も実地検証しながら、つまびらかにして参ります(興味ある方は引き続き当ブログをチェック頂ければと思います)。
【2016年3月追記】 2回に渡って検証してみたんですが、結論として「金利手数料ゼロでポイント倍にすることは可能」となりました!
1回目→エポスカード・リボ「増額払い」検証記<1回目>
2回目→エポスはリボ金利手数料ゼロでポイント倍も可能
このエントリーをお読みになって、「エポスが最強」と感じられた方は入会に躊躇うモノはありません。なにせ今は上記の入会ポイントももらえますし…
まずは「年間50万利用」を目指して、せっせとエポスでお買い物しましょう。ゴールドに育てる楽しみがあります!もちろんインビテーションなので、50万使って招待があるかどうかは定かではありません。それより少ない額、数カ月程度でインビテーションがやってきた事例もあるようです。
インビテーションを待たずに、いきなりゴールドカードに入会する方法(その場合は年会費5,000円)もありますが、入会キャンペーンも無いので、ノーマルカードで入会キャンペーンをもらって昇格した場合との「差額」が大きくなってしまいます…。
あ、関西地区の皆様、「スマートICOCA」のチャージもポイント対象です。「スターバックスカード」へのチャージでポイント10倍(ゴールドなら15倍)なんていうキャンペーンも1月31日まで行われておりました。
その他、ものすごく提携店舗が多く、約5,000店で各種優待が受けられます。また、実際にユーザーになってみて、エポスのWEB管理画面やスマートフォン向けアプリの充実度にも驚かされました。
「カードを使う楽しみ」「カードを育てる楽しみ」を提供できているカードだと思います。
↑ Edyチャージ&利用がANAマイル3.3%還元、モバイルSuicaチャージ最高3%還元も可能な「JQ CARDエポスゴールド」の情報はコチラから。