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2015年08月21日

レアードの低打率と古谷の投球から今年のパ・リーグを俯瞰する

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ネタばっかり書いてないで、深遠なる野球の摂理にアプローチする記事を書こう。この3連戦見ていて思ったんだが、「レアードって、言う程悪い打者じゃないよね?」っていうことを感じた。現在彼の打率は.218を指し示していて、いかにも低打率なんだが、7月ぐらいまでは1割台に喘いでいたので、これでも上昇指向な方なのだ。
7月に入った頃、「パ・リーグ47年ぶりの1割台打者誕生か!?」という話が現実的になってきたのだが、この話などは表面上の数値だけ見て話題作りしていることが判る。1968年の南海の小池の.189が47年前の1割台打者だが、セの方は記憶に新しい(1982年山倉.192…それでも33年前か!)。この話が「表面的」な理由を順を追って説明する。

香月から放ったレアードのホームランを見ていると、非常にウマい打ち方をしている。インサイド高めの真っすぐに対して、うまくバットを振りぬけている。右手を離す打法じゃないと、あの辺のボールをスタンドに運ぶのは難しいだろう。低打率ながら22本も本塁打を放っていることは、チームにあっては貴重な戦力。サードの守備でも肩の強さを存分に見せつけ、日本人三塁手では刺すのが難しい当たりを何本かアウトにして、ピンチの芽を断ったりしていた。

レアードのイニング別本塁打

1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 3 2 7 2 3 1 1 2

7月の初めころ、東京ドームの楽天日本ハム戦を現地観戦したんだが、その時もレアードが辛島からグランドスラムを放ち勝利を決定づけていた。イーグルスFCの、お立ち台に立つとポイントがもらえる選手の指定を「58」番(辛島の背番号)に設定している俺としても、痛い一発だったんだが、2死満塁で飛び出したこの本塁打は強く印象に残った。これも4回だった。これ「も」と書いたのは、上記の表をご覧頂くと判るのだが、4回のホームランが飛びぬけて多い。

これは偶然なんだろうか?いや、そんなことは無い。
まずレアードの打順が6番7番あたりが定番だから、1回に回ってくる確率が低い。2回に1打席目、さらに序盤試合が落ち着いていると4回に2打席目が回ってくることが多い。つまりレアードは2打席目に強いバッターということになる。これは質が高いと思うんだ。1打席目の情報を基に2打席目にその投手に対して対応している訳だから。しかも膠着状態の4回に出る一発っていうのはチームとしても垂涎の一発の可能性が高く、貢献度の高さをうかがわせる。

ではなぜ、こんなに低打率なのか?対戦チーム別の打率を調べると驚愕の事実が判明した…

  打率 打数-安打 本塁打
西武 .242 62-15 4
ロッテ .268 56-15 3
オリックス .309 55-17 6
楽天 .239 88-21 6
ソフトバンク .059 51-3 1

何だ、これは!!
ホークス以外からは普通に打っているのである!
しかし、対ホークス戦は51打数3安打という絶望的な数値になっている。低打率のトリックはここに隠されていた。

考えてみよう。6番7番に座っている効果的な一発を放つ選手。ここを完璧に抑えて、打線を分断出来れば勝利確率が増す。現在ファイターズの対ホークス対戦成績は5勝10敗。ホークスは眼下の敵に対しても2勝1敗ペースを守っている訳だから、そりゃ強い。
ホークスに散々やられているのに、他球団との戦いでは効果的な一発を放つレアードは、まさにホークス独走を許す元凶のような選手なのだ!!(笑)

いやー今年のパ・リーグ、一発で丸裸にしちゃいましたね。でも、それだけホークスがピンポイントでキーマンを抑えている訳だ。これは抑えられるコツをチームとして共有している可能性も高い。
だが、そのコツがあっても、それを遂行できる投手の質も必要になって来る。たとえば昨日の先発・古谷を例に取ってみよう。4回2死満塁から痛恨の走者一掃単打を陽岱鋼に打たれ、1-2の試合を1-5にしてしまい勝負あった。
「珍しいなぁ。6進性1塁打か!」
安廃論ではこう呼ぶのだが、もっとも効果的な単打である。
4回の追加点はこの事例からも判る通り、かなり痛いのである。当たりはなんてことはない、打ち取られた当たり。ところがセカンド・センター・ライトのトライアングルゾーンに落ち、痛恨の一打となってしまう。これだけを取ればアンラッキー以外の何物でもないが、そこまでのプロセスを見れば古谷の投手としての質が関わってくる。彼は球威球速の投手では無く、ボールのキレ・制球をより必要とする投手である。4回2死に3廻り目の1番打者に回ってくるということは、その過程で無駄なフォアボールを与えたりしてきた積み重ねなのだ。フォアボールを出す要因は警戒という問題もあるだろう。これは球威に自信が無いので、どうしてもコースコースに決めようとして墓穴を掘っている。キレに関しては無いように見えないが、本人的には自信なさげである。9勝を挙げた2013年に比べると、やはり手応えが無いのだろう。
またファイターズの各打者がものすごくカットするので球数が嵩み、根負けしている部分もあるだろう。陽の当たりも球威球速系の投手なら、あそこまで飛んでいないかもしれない。もっと押し込んでいて単純な内野フライになっていたかもしれない。球威のある投手は無い投手より、その部分だけ取ってみても価値が高いと個人的には思っている。
また陽に対しても早くに追い込んでいたら、こんな結果になっていなかったかもしれない。(2塁走者をホームで刺したい局面なのに)センター・ライトが深く守っていたのはカウントが3-2になって走者が一斉にスタートを切るので、定位置(やや深め)に戻したんだろう。3-1にしてしまった時点で「カウント推移」的にもアウトだった。

レアードの話に戻る。ホークスがレアードを徹底的に抑えているのは、パワーピッチャーを揃えていることも要因としてあるかもしれない。レアードに力負けせず、押し込めている可能性が高い。
レアードの打撃をマリーンズ戦に限ってみると、それほど穴の無い印象で、コース別の打率データを見ても、そんなに苦手なコースがあるとは思えなかった(あのインサイドの捌きを見たら内角に強いバッターかと思ったら、むしろアウトハイの方がハイアベレージだった)。
ストライクからボールになる変化球をしっかり投げられるかどうかがカギのようだ。つまりホークスのピッチャーはそれが出来ていて、他球団の投手は出来ていないことになる。これが出来るのは真っすぐでカウントを稼ぎ、打者にそのイメージを強く残しているから。だから腕を強く振ってくる変化球にはボール球でも手を出してしまう…

こうして今年のパ・リーグの概況が透けて見えてくるのである(駆け足で振りかえっているが、要点はおさえていると思う)。
だからファイターズファンの皆さん、レアードの低打率だけを取って蔑むのはやめましょう。
だからマリーンズファンの皆さん、レアードの低打率だけ取ってアンパイと楽観視する、思考停止しているような野球の見方はやめましょう。
「データを憎んで人を憎まず!」

あなたにとって、今日の記事は「深淵」なのか「当たり前な話」だったのか?「文学的野球論」に映るか「科学的」に映るか?
強引に結論に帰結させる球威に頼った力技的エントリーに、ボンボンツッコミを放り込んで来いよ!

PS そうそう昨日の試合では、角中が有原のボールになるスライダーで空振りの三振を取られている(5回裏)ことが「絵的」に印象に残っている人も多いかと思う。この部分も科学的事由で迫ろうと思ったんだけど字数の関係でカット。いずれ又。



posted by mansengo at 08:35 | Comment(0) | 野球ミニ薀蓄
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