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2015年07月21日

「司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・晋作・龍馬の実像」を読んで

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昨日の23:59で終了するクーポン、「honto全品50%OFFクーポン」を持っていたのに気付き、駆け込みで数冊電子書籍を求めた。
楽天イーグルスファンクラブ会員様限定・特別キャンペーン」が今月も行われているので、基本電子書籍は楽天koboで読みたいところなんだが、「(何冊でも)オール半額」と言われれば、今まで読んでみたかったけど、なんとなく後回しにしていた本を数冊セレクトして駆け込み購入。 そのうちの一冊がこの本です。

高杉晋作研究の第一人者・一坂太郎氏の著作。氏と下関市の間の醜聞を以前から聞いていたので、なんとなく敬遠していた。購入して読み始めたら、あっという間に読了してしまった(おかげで寝不足だが…)。それぐらいスルスルッと読める。 面白い!

実際、数々の「高杉伝説」に関しては、後世の人々の処世上捏造されたものに過ぎない。それを拡声器の如く一般に沁み込み渡らせたのが、国民的作家・司馬遼太郎であり、この本は晋作の日記や周りの人々の書き残した書物から時系列を明らかにし、実際にはどんな行動を晋作が起こしたのか、司馬の「世に棲む日々」(あるいは「竜馬がゆく」)との相違点を事細かにフォローしてくれる良作である。

この著者、司馬に対して悪意は全くない。作家としての苦心まで理解し、司馬がなぜこのようなフィクションを用いたのか、場面場面で解説を入れている。その部分は氏の想像に過ぎないものであるが、司馬の作家としての立場を考慮し、むしろリスペクトしている節があることまで伺える。
だが歴史家として、「奇兵隊内閣」をスローガンにする政治家や、下関出身の某首相(笑)などが、「司馬史観」に基づき英雄化された晋作の虚像が国政に利用されている現状に憂慮を覚えたのだろう。少しでも多くの方に晋作や奇兵隊の実像を知ってもらいたいという著者の良心がひしひしと伝わってくる。

晋作の有名な話は大体脚色され、「稀有な革命家」として型破りな行動をする人物として一人歩きしている。実際はもっと常識的な行動をする人物で、司馬が端折ってしまったような地味なエピソードの中に、むしろ晋作に対して好感を増すようなものが多かったりする。この本はその辺もフォローしてくれているので、(司馬史観による)晋作ファンの方も新鮮な感動を覚えるかもしれない。
ただ、そうした「常識人・晋作」が広まってしまっては困る人々も多々いるわけで、いろいろ揉み消されてしまっている。もちろんその背後には薩長藩閥政権から綿々と受け継がれた中での、明治から現代に至る政治家達とかもいたりするわけで…。

草莽崛起のシンボルとされた奇兵隊。松陰の指した「草莽」がどの範囲なのか?「長州藩」という組織が死ぬほど好きそうな晋作が、奇兵隊の募集にあたって「えた以外の…」という際どい言葉を用いていたのだが、四民平等の兵団を初めて作った晋作様が「新平民」になられる方々を除外して考えていたらマズいですよね?もちろん「ヒーロー晋作」はそんな事言いません! (ちなみに吉田稔麿は、これらの方々も「戦力」として迎える献策を本当にしたようだが、藩に却下されたらしい!!)
農家の次男・三男が有無を言わさず徴兵され、立身できることを一途に思いながら命を的に各地を転戦し、彼らが迎えた末路とは…そしてその殲滅に注力した高杉小…いや、何でもない。好き放題やってきたバ◯息子は、最後罪滅ぼしに萩に住む親父殿のために山口に家をこしらえてあげる。「そんな親孝行すぎるエピソードなど、破天荒な男に似つかわしくない!」はい、ボツ。バ◯息子がこしらえた常識破りの革命軍の多くの「草莽」たちは、革命なった(?)新しい「明治」の世に、親父様を中心に草の中の虫けらでも殺すように…
「これは徴兵令ではありません」
150年ほど前の山口でも、そんな口舌の下、集められた一般庶民がいたかもしれませんね〜。

実のところ晋作については判っていないところも多い(その辺を司馬が想像し物語化されていたりする部分もある)。一坂氏は豊富な資料を基に、いろいろな推測を行っている。その辺も本書の見どころです。
ヒーロー晋作を推進する上では悪役にせざるをえない俗論党の方々が後世浮かばれることは無い。同じような勤皇藩であった水戸の方では最近勝者である天狗党のみならず、「諸生党」にも光があたり始めたが、山口では金輪際無いだろう。しかし俗論党の方には晋作の親戚もいて、晋作が骨肉相食む覚悟で立ち上がったことも、ほとんど知られていない。俗論党に関する資料は皆無に等しく、一坂氏もお手上げの領域のようだ。
「防長二州」という言葉が司馬の本によく出てくるが、「防」の方は置き去りにされていたりもする。その象徴が赤禰武人で、10年前ぐらいに防州出身の方のHPを見て、初めて彼の「真実」を知ったりもした。この世は巷間に流布されちゃマズいことも沢山あって、でも、揉み消されようとしている真実を伝えようとしている人が沢山いることも、インターネットの世の中になって知ることが出来た。


↑ キンドル、楽天koboにないようなものまで電子書籍化されてある可能性もあるhonto。



posted by mansengo at 09:00 | Comment(0) | 千葉ぶらり旅
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