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2010年02月04日

奪三振(率)はシチュエーションで

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 RF(レンジファクター)の話をしたエントリーの時、「奪三振率が高い投手の多いチームの方の野手はRFが低くなるので、比較には意味がない」ということを書いた。今回は奪三振(率)のことについて、ちょっと触れてみたい。

 奪三振が多いピッチャーというのは魅力がある。これは昔も今も変らない。野球の華はいつの時代も常に「ホームラン」と「三振」なのだ。昔に比べて「奪三振率」は高くなる傾向にある(落ちるボールが増えて三振を取りやすくなった)。野茂がパリーグに入ってきた年に丁度、「奪三振王」のタイトルが制定された。恐ろしいことにそれまでは、いくら三振を沢山取ったからといって、誰からも表彰されなかったのである。

 野茂の「K」の数が一時パリーグを支え、清原との対決がリーグの看板になっていた。伝家の宝刀「フォークボール」でバッタバッタと打者を三振に斬って取っていった。ちなみに野茂は近鉄時代、野手からの評判が頗る悪かった。四球が多くテンポの悪いピッチングをするので、野手としてはたまったものではなかったのである。

 ところで「奪三振(率)」だが、野茂はNPBでは驚異的な数値を残している。平均して1試合あたり10個強の三振を取り、現代野球では考えられない300個近い三振を取ったシーズンもあった。投球イニング数も多く、他のピッチャーとは桁違いの馬力を誇る投手であり、リーグのエースといっても差し支えない存在だった。
 野茂にとって三振を取ることが一つの美学だったと思う。それによって自分の存在意義をアピールしていたのだろう。まさにプロ中のプロなんだけど、考え方によっては「何もそこまで三振をムキになって取りに行かなくていいんじゃない?」という発想のピッチャーも多いはずだ。豪腕で鳴る江川ですら、究極の理想は「1試合27奪三振」ではなく、「1試合27球で完全試合」だった。これを”手抜き”と嘲ってはいけない。

試合数

勝利

敗戦

防御率

投球回数

奪三振

奪三振率

139

78

46

3.15

1051.1

1204

10.31

1990年

29

18

8

2.91

235

287

10.99

1991年

31

17

11

3.05

242.1

287

10.67

1992年

30

18

8

2.66

216.2

228

9.49

1993年

32

17

12

3.70

243.1

276

10.22

1994年

17

8

7

3.63

114

126

9.95

↑参考:野茂のNPB5年間の成績(太字はタイトル、4年連続最多勝&奪三振王、おまけに17勝以上&200回以上。3年連続15勝以上&防御率1点台のダルビッシュとどっちが凄い??)

 なるべく省力化することがチームのためにもなるし、長く野球を続ける方法論でもある。バックの受けもいいだろう。しかしそういうことは抜きにして、ゲーム中「三振がどうしても欲しい局面」というものがある。例えばクロスゲームの中終盤以降、3塁に走者がいる時は三振が欲しい。バットに当てられると打ち取った打球でも、それが幸いして3塁走者が生還してしまうことがある。だから三振が欲しい。1死1,3塁なんていう時もゲッツーで仕留められれば最高なんだが、紙一重じゃないですか。実はシンを食った打球が野手の正面に飛んだからゲッツー取れちゃったっていう時もあれば、逆にボテボテだから間に合わず1点入ってしまうケースもある。
 バットに当てさせず、三振さえ取れれば点を失うことは無い(キャッチャーが後逸されしなければ)。だからこういうケースでは解説者が「ここは三振が欲しいところですね」と判を押したように言う。

 こういう場面で三振が取れるよう余力を蓄えておくのも、先発投手としてのスキルの一つだと思う。取りたくても球威のない晋吾のようなタイプだと、どうしても点が入るか入らないかは運に左右されてしまう。彼は印象以上に防御率が良くない。わりと安定していいピッチングを続けている印象があるが、思った以上に防御率が伸びないのは「走者3塁時に三振を取るスキルが低い」ことに一因があると思う。
 別にこの稿は晋吾の防御率の悪さを擁護しているわけではない。野茂があんだけ野手に嫌われるようなピッチングをしながら防御率が悪化しなかったのは、三振奪取能力のおかげだと思う。やはり三振を取れるピッチャーはそれだけ価値が高いということ。
 ただそのために本来の三振奪取能力を温存しているピッチャーも結構いると思うので、ここぞという時に三振の取れる「走者3塁時における奪三振率」という指標を立てると、いろいろと数値を戦略・戦術に取り込めると思う。
 ただ手抜き系は沢村賞とかは縁遠くなる。江川とか当選確実かと思われた年に、現マリーンズコーチの西本にかっさらわれるし。数字は全部西本の方が下だったのに、「(西本の足を高々とあげる)フォームが沢村に似てる」とかいう理由で江川落選。どんだけマスコミに嫌われてたんだよ!沢村賞は優秀な成績を収めた先発投手に与えられるんじゃなくて、沢村モノマネ大賞だったみたいです、この年だけは(笑)これが原因かどうかしらないが、選考が記者投票から元老院の密室会議に変った。涌井も省エネを志した時代に諸先輩方から「喝」を入れられ、昨年待望の受賞をしたことは記憶に新しいところだ。

 前監督のボビーがこの指標を採用していたかどうかは気になるところだが、印象に残る選手起用1例と、守備シフト1例を挙げて、その思想と野球における考え方・戦術を検証してみたい。結論ダメ監督なんだけど、時折従来の日本野球にない合理的かつ示唆に富んだ采配を見せることがあって、その辺を「遺産」にしていきたいところだ。

 おーっと時間が来ました。続きは次回。



posted by mansengo at 23:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 安廃論
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