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2008年04月29日

マウンド上の解説/タスクののけぞりストライク【僕の野球フェチズム】

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 4/29 千葉 M2-3F

 8回裏に同点に追いついた9回表、先頭鶴岡に0-3となったあたりで雲行きが怪しかった。鶴岡安打、次打者金子誠、送りバントの構えを見せるとブライアン猛然とダッシュ。しかし映像が映し出した彼の姿に違和感を覚える・・・やはり足を捻ったようだ。

 ここのところ剛球を軸に無難に役回りをこなしていたブライアン、ベンチの信頼も厚くなってきたみたいで登板の機会も増えてきた。
 ハッスルプレーは相変わらずで、1回ファールフライを猛然と取りに行く姿を見て微笑ましくなってしまったことがあった。確か取れなかったと思うが、これが成立すると記録上は「投邪飛」。意外と「投邪飛」って記録に残っていないと思うよ、最近。年1回あるかないかぐらいじゃないかな?多分圧倒的に外国人投手が記録しているはず。

 このバント処理も持ち味のハッスルプレーの賜物だが、3塁側方向への打球(結果はファール)だったのが運のツキだった。彼の特徴である(筆者的には弱点だと見ているのだが)、インステップの度合いが大きいため、反対方向に向きなおして打球処理しなければならない時、どうしても不自然な動きになってしまいケガの恐れがある。そういった意味でもオススメできない投法。勿論長い間野球をやっていて一番力が乗せられる投球ということで、本人的に納得している部分だと思うが・・・
 参考:インステップ・ザ・ブライアン

 鶴岡が今日の試合のキーだった。先制点を許したのも鶴岡への四球からだった。成瀬はどうも鶴岡へ嫌な印象を持っているようだ。去年のクライマックスシリーズ決定的なセギノールの3ランに目を奪われがちだが、次の回のダメ押しになった鶴岡のタイムリーが痛かった。実際打力のわりにはしつこく喰らいついてきて、嫌なタイプのバッターだ。
 急遽登板のスウィーニーをうまくリードした功績もあり、森本がインタビューを受けていたが実際は鶴岡が今日の殊勲者っぽかった。

 久々TwellVでの観戦だったが、解説はジョニー。贔屓目抜きにしてもジョニーの解説がいいと思うことを前に書いた。今日はその思いを一層強くした。その辺をちょっと書いてみたい。
 実況が岩佐という人なんだけど、前のエントリーの書き込みで教えていただいたのだが久々現場復帰された方のようだ。ボキャブラリーが豊富で軽快な話し方をされる人なので、耳障りは悪くないのだが、決定的にダメなのはしったかなところだ。スウィーニーの投球は1回りすぎたあたりからカーブを交え始め、投球の幅を広げていたのだが、チェンジアップとスライダーを間違えたり、チェンジアップを直球と言ったりしていた。又コースに関して「甘い」「厳しい」という判断が既に間違っており、解説者泣かせな前フリをしていた。

 ここでジョニーの優しさが際立つ。決して岩佐氏の間違いを指摘することなく、その際は球種名を出さずに話をうまく繋いだりしていた。「甘い」「厳しい」に関してはさすがに根源的な部分だったので、すぐには否定せず、岩佐が「厳しい」といったコースの話しについて、「あそこへ投げてはダメなんですよね」みたいなうまいフォローをしていた。解説者のスキルの一つに筆者は「実況者との調和」をあげたいのだが、ジョニーは1年目にも関わらず、この部分が満点に近い。あからさまに実況者を小バカにしたような解説を繰り返す大下や武田に関しては、解説の内容が良かったとしても評価できない。なぜなら聞いている人まで緊張させてしてしまうほど、ゴンドラの空気を澱ませるからだ(笑)

 ゴンドラが映し出された時、ジョニーはおっかない顔をしていた。解説を聞いていて、その謎は解ける。「試合に入り込んでいる。自分がマウンドに上がっている状態で話している!」点に気がついたからだ。とても落ち着いた口調でクレバーな印象だが、話している内容は限りなく熱い。「黒木さんは現役時代ゴールデンウィークはどうでしたか?」という問いに、「いやーあまり良くなかったですね」と自嘲気味に答えた後、「正直僕自身の成績は五分五分ぐらいだったんですが、チームが勝てない時期で・・・9連戦の場合中4日で回ったりしたんですが」
 うぉおおおお!ジョニー・・・あんた、未だにエースだよ。少なくとも俺の中では永遠のエース。並みの投手だったら自分自身の成績答えて質問への解答終わりの場面ですよ。その時のチーム状況的にどうだったのか?を的確に答えている。なんか泣けてきたね、あの辺の受け答えに。これほどの逸材(解説者としての逸材)をセカンドメディアで終わらせたくないね。是非キー局で野球を、「ホンモノのエース道」を語ってくれ!

 最近の楽しみは4打席、打席に立てるタスクの「のけぞりストライク」を見ること。外角の遠いボールを自信を持って見逃すとストライクと言われ、「ええ!?」と背中を仰け反らせる度に、ちょっと失笑チックに笑わせていただいている。今日の試合じゃなかったけど、前の和田との対戦の時、2打席連続明らかなボールをストライクと判定された。もちろんのけぞる。で次に同じボールが「ボール」と判定される。するとマウンド上の和田がニヤニヤしている。「これで行って来いのチャラだな」っていう笑いだった。とにかくタスクのセルフジャッジから目が離せない!

 今日は野球におけるフェチズムを追及する話で終わります。総括しろ?そんなキャラじゃないでしょ、このブログ。

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posted by mansengo at 23:59 | Comment(4) | TrackBack(0) | 千葉ロッテ観戦記
この記事へのコメント
mansengoサン こんばんは☆

途中まで中継見てたんですけど
実況と解説のやり取りが大変だろうなーと感じました。
(返事に困るというか。)
野球そのものは私は詳しくないので何とも言えないのですが
フィールズシートってなんだ・・とかつい思ってしまったりして。
中継の仕事も細かい事覚える間もなく
実況なのかなー大変だなーと
いいほうに考えつつ。
途中で苦しくなったのと用事があったので
出かけてしまい(苦笑)
これから録画を見ようかと思っていたところです。

ジョニーの時代は、
ゴールデンウイークだから勝っていましたと
言いたくても言えない時代でしたものね。
今解説席からどんな思いで見ているんでしょうか。

あ。録画見なくちゃですね(笑)。
ではまた。
Posted by ジョナサン at 2008年04月30日 00:28
>ジョナサンさん
 書き込みありがとうございます。
 そうですね、実況の方もいろいろ覚えないといけないので大変でしょうね。でも一応プロなので、その辺視聴者は厳しい目線になってしまいます。
 ちゃんと録画しておられるところが素晴らしいです(笑)
Posted by mansengo at 2008年04月30日 09:18
はじめまして。
北海道在住のファイターズファンの者です。29日の試合を同じく観ていたのですが、解説についての見解が共感できまして、思わず書き込みをさせていただきました。
配球や、心理状態などについても、黒木さんがマウンドに上がっているような、真摯な解説だと感じました。
何度も発せられた、”成瀬投手はファイターズをカモにしていますからね”という実況者の言葉について、黒木さんは”昨年16勝している投手ですから、(ファイターズのみならず)どのチームからも、勝ちをあげていますから”とか、”野球はわからないですからね”などと、答えておられました。
また、急遽ファイターズの先発の交代したことに対しての発言も、誠実で、温かいお人柄が感じられました。
試合の後、黒木選手とは、どのような方だったのだろう、と、より詳しく知りたくなり、検索するほどでした!
Posted by みなみ at 2008年04月30日 22:39
>みなみさん

 書き込み、ありがとうございます!
 ジョニーは気配り人間のようですね。現役時代は俺たちの絶対的エース、昨年の自由契約報道を受けた時の衝撃を例えるなら、10年後にダルビッシュが自由契約になってしまう・・・ことを想像して下さい。
 シドニー五輪ではダルビッシュのように日の丸を背負いましたが、その時の立ち振る舞い(1球1球胸の日の丸を触りながら力をもらおうとする仕草)は日本人として魂を揺さぶられるものがありました。
 今年からTwellVの解説をやってくれて現役時代と違った彼の一面を楽しまさせていただいている最中でございます(笑)

 またファイターズ戦の記事の時にでも当ブログにお越し下さい!これからもよろしくどうぞ。
Posted by mansengo at 2008年05月01日 09:04
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