昔、近藤●之の本だったと思うのだが、馬場正平(ジャイアント馬場)や尾崎将司(ジャンボ尾崎)などの名前を出し、ムッシュ吉田らと対比して「身長の高い選手は大成しない」などと一刀両断に決め付けていた。まあ夕刊紙に書いたネタを中心に本をまとめていただけなのかもしれないが、子供時代にこういうの読んじゃうと悪影響だよね。出版物に正しいことが書かれてあるとは限らないのだ。
300勝以上投手の身長
勝利数 | 身長 | |
|---|---|---|
金田正一 | 400 | 184 |
米田哲也 | 350 | 180 |
小山正明 | 320 | 184 |
鈴木啓示 | 317 | 181 |
別所毅彦 | 310 | 183 |
スタルヒン | 303 | 193 |
まさに「はー?」って感じだ。しかもこれらの選手って活躍年代が相当昔なわけで、今より平均身長が低い時代の人たちだ。これらの人たちの白黒写真を見ると、頭一つ分ぐらい他の選手より高い絵をよく見る。300も勝つ「超人」たちは皆並外れてデカいというのが真実だ。
「やったぜー!」
胸にL・O・T・T・Eの文字。バック観客席のゲート部分に懐かしい「安田火災」の文字が。この胴上げされている選手は誰?
上記の高身長ランキングの・・・もとい勝利数ランキング3位、320勝をあげている小山正明。写真は1971年7月3日、後楽園球場で300勝を達成した日に、ロッテナインから胴上げされているところ。
このピッチャー、永田イズム系投手&義父が歴史上好きな野球選手なので、親近感がある。ランキング1位のカネヤンに追い出されるんだよね。交換相手の山内一弘がマリンに昨年開幕セレモニーで呼ばれていたが、この人は無理なんだろうね・・・通算320勝、セとパ、両方で100勝している掛け値なしで凄いピッチャーなんだけどね。
永田さんは小山が欲しくてたまらなかったらしく、阪神球団に(オーナーである)本人自身が電話攻勢して、最終的に4番打者の山内を交換相手に出して獲得した。獲得できた喜びは相当大きかったらしく小山に「君に馬をプレゼントしたい」と言ったそうだ。競馬が趣味でいろいろな馬の馬主になっていた永田の真意がつかめず、「馬を飼うスペースが家にありません」と切りかえしたそうだ(笑)そこで永田は外車を贈った。
永田氏と小山の親交は現役後も続いたそうで、オリオンズを手放し、大映も倒産に追い込まれ病に臥せていた晩年の永田を見舞った小山に対して、「今は貧乏しているが、君のような友達がいるから、自分はとても幸せだよ」といって涙を流したそうだ。
「精密機械」というニックネームがついているようで、そのコントロールのよさは折り紙つきだった。ただ、そのことばかりが独り歩きしているが基本は直球がものすごく速い投手だったらしい。(勿論年々スピードは落ちていったと思うが)フォームが割と力が抜けたような軽く投げてる系(昔の映像で確認)なので、打者は相当差し込まれたと思う。俺が歴史上好きな野口二郎もそんな感じの投手だったようだ。
カネやんが好きでロッテファンになった人もいるんだろうし、江尻にシュプレヒコールを送った「ボビー精忠組」のような人もいるだろう。年代・中心勢力によってその層もだいぶ変わる。保守本流、左右、硬軟、タカハト・・・永田下町アナクロニズム・稲尾川崎デビュー・反カネヤン反広岡ちょい親ボビー(笑)・千葉出身の筆者はどの層にカテゴライズされることやら。
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