今年のマリーンズ戦視聴はスポナビライブで決まり!
詳しくは→今年のパ・リーグ全試合を大画面フルHDで視聴して、月額980〜1,480円で収める方法エントリーをご参照下さい。
2016年11月30日

石川が関谷をライバル視する理由

以前、石川がタイトルを獲得したこともあって、週刊ベースボールで長めのインタビューに答えている記事があった。その時、
「(今年出てきた)関谷や二木には負けたくないと思った。関谷は自分と同じタイプのピッチャーだと思うし…」
というようなことを話していて、もしかしたら、その点に違和感を感じている方も多くいたのではないかと思う。
その辺について、ちょっと話してみたい。実績的に比較する方がおかしいという話はともかく…まあ、石川はそういう奴ですから。自分の立場に無頓着というか…(そういう点が個人的には好き)

  対右打者 対左打者
石川 .267 .209
関谷 .305 .264

関谷の(対左より)対右打者被打率の方が悪い事は、このブログを読んでいる読者の方なら既にご存じの事かと思う。上記はシーズン通しての数字なので、右左共に悪化していて、それほど変わらない数値に収まっているが、4連勝していた頃は、それこそ左2割弱、右3割超ぐらい離れていたような記憶がある。ナバーロの対左対右なみに…っと、アイツの事はもう思い出したくない!(でも師走はナバーロ大特集が来るよ、多分)

石川も関谷同様、「左打者に強く、右打者に弱い」のだ。
ピッチャーの話をする。リリース時の指先の感覚から「切るボール」「抜くボール」で球種を分ける分別法がある。石川は、
「僕は切るボールが苦手で、抜くボールの方が向いている」
と前に語っていた。
彼の球種を見てみよう。カーブ、スライダー、そしてウイニングショットのシンカー…彼はカーブとシンカーを「抜くボール」と言っている。
実はこの辺からして難しい。ピッチャーによってはカーブを「切るボール」と言っている人もいる(シンカーも確か…)。でも石川は「抜くボール」と言っていた。
石川はシンカーを左バッターのアウトサイドに投じ、右バッターには両側に投げる。片側にしか投げない左打者の方が対戦成績が良くなる。
石川のシンカーは「抜くボール」で、言い換えればチェンジアップっぽい。握りを見ても明らか(石川のシンカーの握りは独特)、
「これはサークルチェンジ(OKボール)では!?」
と見まがうような握り方で、中指と薬指の間を空ける。そして後は真っすぐと同じように腕を振り、親指の方から「軽くはがして」行くような投げ方。曲がりは当然、右バッターの方へ向かい、左バッターから遠く離れていく方向に曲がり落ちる。

攝津もシンカーの使い手だが、根本的に違う球種と思った方がいいだろう(どうも石川は攝津のような速いシンカーも習得したいっぽいが…)。攝津のシンカーは縦に落ちる。フォークボールのような軌道。実際、解説者の人でも攝津のシンカーを未だに
「攝津のフォークボール」
と言い続けている人がいる(コミさん、スマン!)。
こういう軌道であれば、左右関係なく放れるが、石川のシンカーは右バッターに投げづらい球種なのだ。もう右には投げない、と決める人がいてもおかしくないところだが、石川は内外にうまくコントロールすることによって、なんとか右バッターにもこの球種を使っている。
でも本人の中には恐怖感もあるようだ。インサイドにはもうぶつけてもいいぐらいの感覚で放っているようだ。シンカーを絶対的球種とは本人も思っていない。かなり工夫して投げているのだ。

(石川の中では唯一の)切るボールであるスライダーに自信がないから、右打者には「総合力」で向かって行かざるをえない。結局「真っすぐのハシリ」が出来にかなり影響する。石川はどこまで行っても真っすぐのピッチャーなのだ。
関谷もチェンジアップを右バッターのインサイドにまで投げ込めている時は調子がよく、好投する兆しがみえる時なんだが、ちょっと弱気になったりすると、そこへ行かない。なぜか?
真っすぐが走っていないからだ。
真っすぐが走っていれば、バッターに球速差を感じてもらえている事を、ピッチャーはマウンド上からでも判る。そうなれば思いきり腕を振って「抜く」ことが出来る。
逆に真っすぐが走っていないと「チェンジアップが合ってしまう」→「変化球が多めに来ることをバッターも読んでいるはず。極めて危険な状態だ」という弱気に連なり、自分の思っているところにチェンジアップを投げ込めなくなる堂々巡り。そして四球を連発する…。石川がその点ではまだ勝っている。メンタルな部分でも、コントロール面でも。開き直って右バッターの膝元に決め球を投げる勇気比べでは。そしてその決め球は名称こそ違うものの、石川のシンカーは極めてチェンジアップに近いボールであるということ。石川が関谷をライバル視するのも頷けるのだ。

「恐い」
という感覚を共有出来るようになると、
「ストライク投げろ!」
なんてヤジは飛ばせなくなります。一緒に冷や汗かきながら、
抜くボール
を投げている感覚を共有出来れば、右バッターの方が嫌だということも自ずと判ってくるでしょう。
カーブも最近のピッチャーは殆ど「抜くボール」って感覚なんでしょう。昔のピッチャーは切っている人の方が多かったはずですが…(カーブを得意球としていた工藤監督なんか特に)

関谷:球種別被打率
ストレート(51%):.329 チェンジアップ(23%):.224
カーブ(11%):.412 スライダー(13%):.189

関谷はスライダーの被打率は低いが割合が少ない。逆に割合が少ないのにカーブは4割以上打たれている。カーブを放る時も一定の恐怖感を持っているでしょう。この辺を頭にいれながら来季、どのように組み立ててくるのか?着目しよう(割合の変化が見えてきますから)

オフもガチ野球話に期待してくれている人は1票投じ下さい。マリーンズのblogランキングに飛びます。

posted by mansengo at 21:45 | Comment(0) | 野球現在・過去・みらい
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


↑楽天イーグルス勝利の日の翌日は、楽天市場・楽天ブックスはポイント2倍に…買う前に忘れずにエントリーして下さい(エントリーは買う度に必要です!)。イーグルスとヴィッセルW勝利の日は3倍になるので狙い目!


↑中日ドラゴンズが勝つ度に4ポイントGET!【UCSカード】ドラゴンズカード…nanacoチャージでもポイント付与あり。