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2009年11月20日

田尾イチロー連合軍に「喝!」安打王ハンター その2

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 昨日のエントリーの続きです。結局田尾が出ていたCMの話で終わってます・・・

 ところでイチローの憧れの選手が、ずばり、その「田尾」。名古屋の隣町出身のイチローからすると、CMに出ているドラゴンズの選手はまぶしかったに違いない。田尾に憧れたっていうより、田尾のCMに憧れただけかもしれない。昨日のエントリーでYOU TUBE映像を載せた村下孝蔵の「初恋」の一節に、

 好きだよと言えずに初恋は 振り子細工の心

 ってある。ご存知イチローがブレイクした当初の打法はまさに「振り子」打法。そうです、少年イチローは田尾ではなく、村下孝蔵の詩に憧れていただけなのです。

 さて、スベリ気味で始まりました、今日のエントリ。どう巻き返しましょうか・・・

 82年の最終戦の事件の話をしましょう。田尾は82-84年にかけて3年連続セントラルの「安打王」に輝いている、と昨日のエントリにも書いた。(このエントリのカテゴリは「安廃論」である。だから安打について、いろいろと思うところのある事例を挙げていきたい。)この年は安打王のみならず、首位打者の可能性もあった。1番田尾から始まる強力「野武士」打線はドラゴンズをVロードへ導こうとしていた。

 「巨人を倒せるぞ!」
 ナゴヤ球場のロッカールームでは、映画「メジャーリーグ」の「女オーナーをぶっ飛ばせ!」のような盛り上がりを見せて、逆転Vへチーム一丸となりつつあった・・・。しかし盛り上がっているナインを尻目に、一人だけ背を向けている男がいた。ある選手が気になって、その選手に近づく。すると音が聞こえてくる。

 ピ、ポ、パポ、ピ、ピ、ピ

 「おい田尾、ゲームウォッチでもやってるのか?」その同僚が目にした光景は、「優勝するぞ!オー!」と盛り上がってるナインに目もくれず、必死に電卓を叩いている田尾の姿だった・・・

 そう、中日ドラゴンズは優勝へ向けて一丸となっていた。ひとりを除いて・・・そのひとりは首位打者を取るため、血眼になっていた。
 ちなみにこの話は捏造説があり、黒幕は星●という話も・・・派閥の領袖として、野球界で常に「派閥政治」を行ってきた星●は権力の座をつかむためには手段を選ばない。打者でCMにも出ている田尾が、今後ドラゴンズの「顔」となっていってしまったら・・・3年連続安打王になった男は、その3年目になぜか西武ライオンズに放出されている。。。ミステリー、野球・ふしぎ発見!「そりゃーねぇーああた、星(ピー!)もやりすぎですよ」(板東英二の声でお読みください)

 あれ?安打の話書いてたのに、いつもの調子になっている。話を進めよう。最終戦を迎えたドラゴンズはビジター(横浜)での大洋戦だった。状況は、「ドラゴンズが勝てば全日程を終えているジャイアンツを抜いてリーグ優勝。田尾は打率2位で首位長崎と1厘差」という、とてつもなくドラマティックな状況。しかし、この長崎という選手が対戦相手の大洋に所属していた。時の大洋の監督・関根翁はこの試合、長崎を休ませた。そして1回表、プレーボールの打席に立った田尾に投じられた1球目・・・

 「ああ。。。」

 必死で電卓を叩いても無意味だった。大洋投手陣はチームメート・長崎の首位打者獲得を援護すべく「全打席敬遠作戦」に出たのである!その意味するところは、「この試合投げました」ということである。だって試合で一番多く回ってくる1番打者を全打席フリーパスで歩かすんだよ?そりゃー点数バンバカ入るでしょ。試合は8-0で中日の圧勝となり、中日が優勝した。(こりゃジャイアンツもたまらんわ。もし大洋がマジメにやっていれば、81-83年は巨人が3連覇をしていた可能性もあるわけだ、原巨人より先に・・・)

 田尾に5打席目が回って来た。田尾はピッチャーが投じた敬遠のボールを空振りする!これほど痛々しいバッターがかつていただろうか?いや、いない。
 この日のテレビ解説は、自身何度も首位打者になりながらも、その後イチローに記録を全て塗り替えられる張本勲だった。そしてプロ野球史上最低の解説が展開される、新庄以下の!

 張本 「見苦しい光景ですね。」
 アナ 「ほんとに見苦しいですね、大洋投手陣は!」
 張本 「いえ、大洋の投手ではありません、田尾ですよ。」
 アナ 「ええっ!?」
 張本 「負けを認めなければならないところを、なんですか、あのザマは。タイトルはこういったチームメートの援護があって初めて取れるんですよ。」

 田尾は結局2球ほどクソボールを空振りしながらも、「抵抗」はそこでやめ、結局四球で1塁へ歩いていった。
 優勝パーティを田尾が早退したという噂もある。早退する前、ある男が田尾の耳元で微笑みながら囁いた。
 「田尾よ、お前のおかげで優勝できたよ。お前が首位打者争いしていて1番打者で全打席フォアボールを選んでくれるんだから!」(そして影で電卓を叩いているようなお前も首位打者取れず、ザマァ!ハハハハハハ)

 時は流れて20余年・・・田尾に憧れてプロ野球に進んだ少年は、日の丸を背負って戦う戦士へと成長した。彼は日の丸の重圧に耐えながらも日本を国際大会2連覇に導いた。いや2連覇ではなかった。その間に「北京の屈辱」がある。この大会で誰が指揮を執っており、イチローがそれに対して述べた皮肉の数々を皆さんも覚えておいでであろう。『江戸の敵を長崎で』・・・田尾の敵は長崎!もとい・・・田尾の敵をイチで。ワケワカメ・・・。

 そして日の丸を背負った少年は、田尾の行為を「見苦しい」と「喝!」を入れた男が持つ「パリーグ連続首位打者記録」を破った後、渡米し、その男が持つ「通算安打3085」の記録も抜き去ったのである。

 皆さん、お判りですね。登場人物の中で誰が一番凄いか?
 そう、村下孝蔵です!「好きだよと言えずに初恋は~ 振り子細工の心〜」

 これ大オチにしたいところなんだが・・・、(残念ながら?)エントリーを補足しなければならない。この悲劇面白い話があって、田尾は5打席連続敬遠されたことによって、逆転で「最多出塁」を獲得した。で、大洋投手陣&関根翁の「半八百長」のあおりを受けて、誰かがわりをくった(誰だったか・・・覚えている方がいればコメント下さい!)。


 「安廃論」である。昨日のノムさんの話じゃないが、四球ほど価値の高いものはないケースがある。優勝を目指す中日にあって、1番田尾の5打席連続四球出塁ほど大きなものはなかった。まあノムさん激賞の田中賢介の四球とは大いに意味が異なるが。(四球の方が価値が高いってクロウトも言ってるんだから)安打を廃止して、すべての「出塁」を等価値にする。「首位打者」の価値が高いから田尾の悲劇がおきた。これが安打をなくす、あるいは安打より出塁の数の方が重要と球界全体で捉えれば、田尾は「首位打者」は逃したけど、バットマン最高の栄誉「最高出塁率」を得られたので、メデタシメデタシとなっていた。(ちなみにこの頃セリーグは「出塁率」ではなく「出塁数」で表彰していた)そうすれば「首位打者」はさして重要でなくなり、大洋も長崎を守る必要性がなくなるから、田尾とまともに勝負して、長崎も出場しただろうから、まともなゲームになり、ジャイアンツ優勝の目も残ったはずだ。「安打」のような曖昧なものさえなくなれば、なくなれば、なくなれば・・・

 前に「安廃論」事始的なエントリのコメント欄に、

「走者一塁からレフト前ヒットより走者二塁からの凡打の方が価値が高い」というのは違いませんかね?ヒットならアウトカウントは増えないのだから「価値は同じ」という考え方はあっても「凡打の方が…」てのは疑問。

というコメントをいただいた。まさにその通りです。実をいうと「安廃論」のキモとして、「出塁能力」「進塁能力」という2つの打者の能力値をそれぞれ別個に出していくということを書かねばならなかったのですが、この時は「進塁能力」中心にまとめてしまっていたので、ちょっと誤解を招く表現になってしまいました。
 「出塁能力」においては、その「出塁形態」に関しては特に制約を設けません。安打であろうと、四球、死球、野選出塁、失策出塁、振り逃げ・・・とにかく塁に生きれば「出塁能力値」が上がる仕組みです、簡単に言うと。ただ、前の走者を殺しての出塁はいささか減点。もちろんこの場合「進塁能力」の部分でプラス値にならないので、その部分で相殺されているところもあるのですが、出塁能力値的にも半減、「1-0.5=0.5」ぐらいにしたいところです。こうすると、守備妨害出塁=安打のバカげた評価も、辻褄が合うと思います。(守備妨害出塁はレアケースですが・・・)

 具体的な話は今後もしていきますが、今日は安打にまつわるおかしな話から、「安廃論」の根幹、「出塁能力」と「進塁能力」をシンプルに記録する、という部分まで触れました。A出塁時のBの進塁能力値が高い・・・こういった個々の組み合わせデータで打順を決めたりする際に有効になるだろう、というような「仮説」も追って話します。「安廃論」を取り入れれば、子供や女性ファンも難しい知識なしで選手の能力を測れるようになり、さらに作戦(打順の組み方)も立てやすくなる、のだ!のだ!(田尾は1番最適、イチローは3番に置いた方がチームとしてはいいかな?)

球史と古今の野球の問題点を、ネタを絡めてかなりハイブリッドにまとめた入魂のエントリーです。「よく頑張りました」と思った方はクリック!
※渾身のコネタ「ゲームウォッチ」がツボだった人もヨロピク

posted by mansengo at 01:20 | Comment(4) | TrackBack(0) | 安廃論
この記事へのコメント
張本のコメントに愕然(目からウロコ?)としました。
「安廃論」スゴイです。確かにこれなら終盤の見苦しい敬遠が無くなりますね。
Posted by ダルビッシュメッタ打ち at 2009年11月20日 07:39

今回のエントリーは、あらゆる意味で本当に素晴らしい

私の琴線に触れた部分すべてにコメすれば、とてつもない長文になってしまうので、一言で

素晴らしい

今回エントリーとWBC決勝エントリーは、野球ブログ大賞なるものが存在すれば是非推薦したい



蛇足:村下孝蔵の「初恋」
私は三田寛子バージョンのアナログシングル持っておりますです
Posted by JR京阪 at 2009年11月20日 16:14
>ダルビッシュメッタ打ちさん
 書き込みありがとうございます!
 「目からウロコ」・・・確かにそうですね!チームメートの援護を讃えているのですから。これも安打にとりつかれた男の悲劇がなせる業だと思います。

>JR京阪さん
 賞賛の言葉、ありがとうございます!
 その言葉を裏切るようなエントリーが次に待っているやもしれません(笑)
Posted by mansengo at 2009年11月21日 23:52
田尾さんに 勝負して欲しかった。これも勝負だった。1厘差 勝負したらどうなっていたか?
なんという打席 私は あの空振りは おもしろかった。長嶋さんが ボール球を打ったという話もあって ボール球 打ったら やはり 内野ゴロかなぁ 中日優勝おめでとう プロ野球ファンより
Posted by 村石 太238号(名古屋発) at 2009年12月17日 21:03
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